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すみません、許してください

統計検定3級合格体験記

統計検定3級合格

 2022年3月26日に統計検定3級を受験し、無事合格であった。

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65点取れば合格のところを90点取ったので十分すぎる結果である。

受験しようと思った動機

 会社で「AIを使ってディープラーニングしてシンギュラリティでアセンション*1しよう」という話があり、その流れで機械学習の勉強をすることにした。勉強方法は色々あるが、分かりやすい目標として資格*2を取ることにした。G検定のシラバスを読むと「統計検定3級程度の統計学に関する知識」というような記述があった。どうやら機械学習には統計学の知識が必要みたいなのだ。そういうわけで統計検定3級も合わせて取ることにした。

スペック

 私は理系の大学院卒で、製造業のプログラマをやっている。文系と比べると統計に関する知識はあるかもしれないが、ゆとり世代なので高校で統計については習わず、大学でもそのような単位は取らなかった。いや、厳密に言えば学部2年次で統計学の講義(選択科目)は受講したのだが理解が出来ず落単したのだ。そういうわけで統計には苦手意識はある。

使用テキスト

 使用したテキストは以下の公式本2冊である。


勉強方法

 勉強方法は至って普通。教科書を読み進めて章末問題も解いて、そこそこ出来るようになった時点で過去問を解いた。
 私は社会人なのでまとまった時間をあまり取れず、出社して朝礼までの10分とか昼休み30分とかでコツコツ取り組んでいた。1度に10分とかしか時間が取れないので、過去問についても時間を計って一気に取り組むのではなく、2問ずつみたいな細切れで解いていた。これについては忙しいからではなく、老化により集中力が続かず過去問を一気に解く能力を失ってしまったというほうが正しいかも。悲しいことである。まぁ本番では最後まで集中力続いたけどね。

試験本番

 さて本番だが、おおむね上記2冊をこなしてれば普通に解ける問題ばかりであった。ただし、「これはむーりぃー*3」って感じの問題がいくつかあった。この手の試験では成績上位者を公表する仕組みがあり、つまり全員が簡単に満点を取ることを防ぐための問題が用意されているのだ。この辺はさっさと飛ばして次に進んだ。(また、じっくり考えれば解けると思うがちょっとエネルギー使いそうな問題も飛ばした)

 最後まで行った時点で残り時間は20分程度、飛ばした問題は7問くらいあった。余った時間で飛ばした問題をじっくり解いた。完全に分からん問題は2問くらいかな。それらについては適当に回答を選んでフィニッシュ。

 回答を終了するを選んだ時点ですぐに結果が表示された。TOEICは結果発表まで3週間かかるのでそれと比べるととてもありがたい。

 合格証書は後日発送とのことで楽しみ。

完走した感想

 大枠の感想として統計に関する「センス」みたいなものを得ることが出来たのは良かったと思う。日常生活を送る上で様々な数値やグラフを目にすると思うが、それらを統計の観点から情報処理を行えるようになったということだ。
 細かいところで言うと、信頼区間の概念を知ることが出来たのは大きいと思っている。統計的に物事を考えるということは、値が決まった一点ではなく幅を持っているもの(例えばa = 1 ± 0.3みたいな)として考えるということだ。

今後の予定

 次は当然統計検定2級の取得を目指す。機械学習えんじにゃーは2級くらいの知識があると良いっぽいのでここまでは取りたい。

まとめ

 統計検定3級は割と簡単で暗記する内容も少なく、CBT形式でいつでも受験できるので、取りやすい資格だと思われる。
 機械学習えんじにゃーになりたいが、つよつよマシンを自作してkaggleをゴリゴリ取り組むようないわゆる「ギーク」路線は厳しい、きっと何者にもなれない*4平凡な私たちには向いている資格である。