yProcessingClub

すみません、許してください

4Kテレビを視聴してきた 55X9500E, 55X9000E, 58Z810X, 55BZ710X レビュー

簡易レビュー

自分用のメモ。限界日本語なのは気にしない。

某家電量販店にて、4Kテレビを視聴してきた。

簡単にレビューをば。


視聴したのは
Sony 55X9500E
Sony 55X9000E
東芝 58Z810X
東芝 55BZ710X
の4つ。

X9500EとX9000Eの比較

 ノイズ処理の性能は9500のほうが優秀であった。青空の雲の様子など、9500はクリアに表示していたのに対して、9000はノイズが発生していた。9500のデノイズ性能は素晴らしいが、Z810Xと9500のノイズ処理性能を比較した場合、どちらが優れているかは未確認。

 色表現の良さは店頭で普段流れているヨーロッパの町並みの映像ではあまり違いが無いように感じたが、FF15?のBDを再生してもらったところ、9500のほうが良く感じた。9500は色の数が多いような印象。自然で、"作られた鮮やかさ感"はあまりない。

 明暗がはっきりしているシーン(黒背景にSONYのロゴが表示されるシーン)は9500のほうが良く見えた。9500はクッキリとロゴを表示できていたのに対して、9000はバックライトの光がロゴの周辺に漏れていた。9500はエッジ型バックライト、9000は直下型バックライトであり、9500は原理上明暗の表現が苦手なはずであるが・・・?9500は「Slim Backlight Drive+」という謎の技術によってエッジ型なのに飛び地を明るく出来るそうで、とはいえ9000の直下型には及ぶまいと考えていたが、おそらく9000はエリア分割数が少ないのだろう。とにかく、9500を選ぶ上での最大の懸念事項はこれ(バックライトがエッジ型である点)であったので性能が良くて安心した。ただし深くは検証できていない。明るい店内での比較だしね。暗室で見比べたいところ。

 

Z810XとX9500Eの比較

 パシフィックリムが流れていたのでそれで比較した。9500は光陰の表現がかなり鋭く、暗闇を進むロボットのライトなどがかなーり明るく(眩しいと感じるレベル)表示されており、「つややかで上質な輝きのある映像を実現する高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO(エクステンディッド ダイナミックレンジ プロ)」(公式サイトより)」の凄さを実感させられた。Z810Xは9500と比べると輝きの表現は和らいでいる。(後述するが、Z810Xのきらめき表現は控えめ。)

 人物の肌表現に大きく違いがあり、9500はコントラスト高めで白めで明るい感じ、Z810Xはこってり濃い目な感じ。どちらがいいとかは好みによると思う。9500も別に白飛びしているとかではない。Z810Xはパナソニックプラズマテレビの色作りを思い出した。

  9500は高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」を積極的に使っており、ややもすればわざとらしい印象を受けた。Z810Xも似た技術で「きらめき復元」が搭載されているが、効果はかなり消極的というか、ぶっちゃけあまり効果が実感できなかった。

 

Z810XとBZ710Xの比較

 東芝の販売員に聞いたが、BZ710XはIPS液晶。Z810XはVA液晶。VAのほうが性能良し。Z810Xはクリアブラックパネル(ハイコントラストブラックパネル)を使用しており、これはBZ710Xだけでなく9500にも9000にも搭載されていない(ちなみに東芝の下位モデルM510Xはクリアブラックパネルが搭載されている)。外光がパネルに乱反射することにより黒色が白っぽく映ってしまう件についてはZ810Xが最も優秀である。

 Z810X及びBZ710Xはどちらも直下型バックライトのエリアコントロールであるが、エリア分割数はZ810Xのほうが多いそうである。当然分割数が多いほうが有利。(東芝と比較するとソニーは分割数が少ないそうだが、東芝販売員の言うことなので話半分ということで)

 倍速機能については東芝はあるモデルからドラスティックに性能改善されたように感じるが、ソニーのぬるぬる感は出せていない。いや、「クリアスムーズ」モードに設定するとぬめぬめになるが、破綻が盛大に発生するので使い物にならない。「インパルス」モードにすると破綻も無く残像感は無くなるがが画面がチラチラするので微妙~。「クリア」モードは破綻も無く残像感も少な目でちょうどいい塩梅。ただしソニーのほうが優秀だと思う。(ちなみにシャープアクオスの16倍速液晶は破綻が少なくてソニーよりも性能が良く感じた。じっくり比較はしていないので、要検証。)

 

その他

 ソニーはリモコンの反応速度が激遅。アンドロイドTVになってトロトロになったみたい。ソニーに慣れてると東芝のメニュー画面のキビキビした動作に感動してしまう。

 遅延はX9500Eが最悪っぽい(海外勢の検証だと4K入力で20ms、1080p入力で40msらしい。ゲームモードでの測定かは不明 https://www.youtube.com/watch?v=mBD9ivZPvPc )。ゲームやるなら0.83msのZ810Xか。(応答速度0.83msってなんだよゲーミングモニタでも1msとかだぞ)

 X9500Eの音質は全く興味無いのでスルーした(ホームシアターシステム組んでるので・・・)。X9500Eご自慢の磁性流体スピーカーは音質よりもむしろ取り外せるかが気になったが、どうやら取り外せるっぽい。

まとめ

 自分が買うならX9500Eだねぇ。きらめき表現の良さが非常に気に入った。価格コムで調べると現在(2018年4月)の最安値は55X9500Eは19万円、55X9000Eは15万円。4万円ほど価格差があるが、55X9500Eの19万円も普通に安いレベルなので買いでしょ。

 皆にオススメできるのはZ810X。画質はX9500E同様に非常に高いレベルで文句のつけようがないし、タイムシフトマシンも凄い。メニュー画面の反応速度やゲームモードとか、全体的な完成度が高い。58インチなので55インチより若干でかくて得した気分になるし(?)

 そしてX9000EとBZ710Xも普通に買い。どっちも直下型バックライト(エリアコントロール)だし、BZ710Xに至ってはZ810Xと同じ画像エンジン積んでるし言うことないでしょ。