曖昧度関数とは?
曖昧度関数(Ambiguity function,不確定性関数)はウィグナービレ分布に似た形の式である.
と定義される.
また,Signal Kernel を用いて,
とも書ける.
ウィグナービレ分布
と比較すると,
Signal Kernel を
で逆フーリエ変換するのが曖昧度関数
でフーリエ変換するのがウィグナービレ分布
である.
,はそれぞれ時間的,周波数的なナニカであり,
これらをlag(or time shift),doppler(or frequency shift)と言う.
解答
の曖昧度関数は
曖昧度関数のグラフ
曖昧度関数のグラフを描く.複素数となっていてこのままではグラフを描くのは無理なので,絶対値を取って,
のグラフを描いてみると,下のようになる.
曖昧度関数では,信号は原点を通り,クロス項は原点を通らないことが分かる.