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すみません、許してください

メモ:連続と離散の変換 積分

数式の離散表現

 数学や信号処理をプログラミングで実装する際,注意すべきは連続と離散の取り違えである.数学などの専門書においては数式は連続型であるが,プログラミングする場合は離散型に適度に読み変える必要がある.今回は簡単に積分の離散表現を示す.


結論

y=s(t)積分は以下.

Y=\int s(t)dt


これを離散的に表現すると,

y=s(nT_s)積分は以下.

Y=\Sigma _{n=0} ^{N-1} T_s s(nT_s)

ここでT_sはサンプリング周期.


くわしい説明

y=s(t)はこういう形だとする.
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これを時間間隔T_sでサンプリングしたのがs(nT_s)である.
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Y=\int s(t)dtはグラフの面積を表している.

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これを離散的に表現すると,T_s s(nT_s)で表される長方形の面積の合計値で近似することになる.

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終わり

仕事でここを取り違えて大ポカをやらかしてしまったので,忘れないようにブログにてメモした.